VDT症候群について

 厚労省の平成15年の発表によると、コンピューター機器使用者は全労働者の86.2%に達しているとのことです。 その他小中学生から主婦に至るまでを含めると、コンピューター機器使用者の数は推して知るべしということになります。

 VDTとは「Visual Display Terminal」の略です。DVT使用労働者の内78.0%の人が何らかの身体的疲労や不調を訴えています。 その中で、目の疲労や痛みを訴える人が91.6%、首こり、肩こりを訴える人は70.4%に達しているということです。
 学者によっては、VDT由来の眼精疲労をテクノストレス眼症、つまりコンピューター使用によって引き起こされるストレスが 目に集中的に表れたものと名づけています。

 目の疲労の蓄積は、ディスプレイの近距離注視による調節機能の低下、瞬目の少なさによるドライアイを引き起こします。 また、頭重・頭痛の要因ともなります。固定した姿勢は頚肩部の過緊張を招き、これが逆に頚神経・大後頭神経を興奮させ、 三叉神経から眼精疲労を引き起こす一因ともなります。

 目が疲れると作業継続のために姿勢が不良となり、頚肩こりはさらに増悪します。 画像表示端末の連続作業に加えて、照明・人間関係・作業速・眼鏡の不適正・・・と眼精疲労を引き起こす要因は多彩のようです。 これらをひとまとめにしてIT眼症という学者もいます。

 頭が重くとも、頭痛があろうとも、首が痛くとも、いらいらしようとも、肩が痛いほど凝っていようとも、 仕事をせざるをえないのが労働者の実態です。休息・休養が最良の薬であることは分かりきっていても・・・。
 体力のピークは26歳ともいわれています。若ければ、疲労の蓄積は何とか耐えられるかもしれません。 歳を重ね、職場の中枢を担うようになればなるほど、VDT症候に見舞われるようになることが治療院では実感されます。

 「頭痛」、「肩こり」、「頚こり」、「目の不調」は、セットになっています。これがVDT症候群です。 これらはひと繋がりのものとして、同時の治療が必要です。
 職場の中枢を担う人であってみれば、せめて休養は取れないまでもQOLのより高い状態で働けるよう願っています。
 鍼治療は必ずやその一助となります。

悩まれる前に・諦める前に、
是非ご相談の程、電話をお待ちしています。
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